今日は、spurtとspoutの違いと覚え方です。
spurtとspoutの違い
spurt [ˈspərt]は「噴出する」、spout [ˈspau̇t]は「急須(きゅうす)の口」です。
綴りの違いは、「噴出する」の方は左から3番目と4番目の文字が’ur’、「急須の口」の方は同じく左から3番目と4番目の文字が’ou’です。
覚え方
それでは覚え方です。
spurtの方にある’ur’は、ウルと読めるので、「うるさい(urさい)」とします。spoutの’ou’はオウと読めるので、「覆う(おou)」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。
暗記句:うるさい「噴出(噴出する)」、目覆う「急須の口」
これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。
時は不詳(ふしょう)、草木も眠る丑三つ時(うしみつどき)、鉛筆君がいつものように立ったまま眠っていると、突然、
「どーん、どーん!」
と、大きな音が部屋中に響きわたりました。
その音がいつまでも続くので、鉛筆君は、半分目が覚めてしまいました。
が、鉛筆君は疲れていて、とても眠かったので、
「うるさいな」
と、もごもごいっただけで、また眠ってしまいました。
その騒音(そうおん)の原因は、アメーバーパートⅡ君の、深夜の太鼓練習です。
彼は、1週間後の盆踊り(ぼんおどり)大会で太鼓を叩くので、その練習をしているのです。
と突然、外で、
「プシュー!」
と音がして、噴(ふ)き上がった水が部屋の中にものすごい勢いで入ってきました。
どうやら、アメーバー君の出す音の振動で、水道管が破裂(はれつ)してしまったようです。(O_o;ゲゲッ!
しかし、鉛筆君、立ったまま眠ることができるなんて、なかなか器用ですね。(笑)
ちなみに、鉛筆君は今、どんな夢を見ているのでしょう?
少なくとも、夢に「色」はついていないようです。(笑)
一方、食べ物を求めて台所を歩いていたアリ男君は、テーブルの上に置いてある急須の口に、小さなひびが入っているのを見つけました。
アリ男君は、急須君にそのことを告げると、巣に戻って、瞬間接着剤を取ってきました。
そして、テーブルの上によじ登ると、つま先立ちをして急須君の口を修理しようとしますが、いかんせん背が小さいために、まったく届きません。
思い余ったアリ男君が、接着剤をかかえて苦労して急須の上まで登り、先端まで行き、いざ接着剤を流そうとしたその瞬間、
「ボキッ!」
何と、接着剤の重さで、ひびの入っていた急須君の口が折れてしまいました。
「わっ!」
「あっ!」
2人は、同時に叫びました。
アリ男君は、急須君を修理してあげようとして、逆に壊してしまったわけです。
しかも、もはや修理不能の致命的な状態に!
これで、万事急須(休す)!(爆)
しかし、急須君、目を覆っているのに、指の隙間からしっかり見ていますね。(苦笑)
こう見えて、なかなかのしたたか者なのかもしれません。
ちなみに、こういうのを、ことわざで「壊し(怖し)見たし」といいます。
試験に出るので、覚えておきましょう。(笑)
例文で意味を確認!
最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。
Water spurted out from a water pipe that burst in the explosion.
(爆発で破裂(はれつ)した水道管から水が噴き出した)
Blood spurted through his nose.
(彼の鼻から、血が噴き出した)
He came up from behind and got ahead of ten others in a single spurt.
(彼は、みるまに 10人をごぼう抜きにした)
That teapot has a beautiful spout.
(その急須は、注ぎ口が美しい)
The spout of the teapot has broken.
(急須の注ぎ口がかけた)
He repaired the spout of a broken teapot.
(彼は、折れた急須の口を修理した)
コメント