今日は、adaptとadoptの違いと覚え方です。
adaptとadoptの違い
adapt [ə-‘dapt]は「適応する」、adopt [ə-‘dapt]は「採用する」です。
綴りの違いは、適応するの方は真ん中の部分が’a’で、採用するの方は同じく真ん中の部分が’o’です。
また、この2つの英単語の発音の違いですが、あえてカタカナで書くと、adaptの方は「アデァプト」、adoptの方は「アダプト」といった感じになります。
adaptのaは、アとエが混ざったクリアな音で、adoptのoは、オとアの中間のこもった音です。
覚え方
それでは覚え方です。
まず、適応するの方の’a’は、そのまま読むとアなので「あっ」とします。次に、採用するの’o’の方は、そのまま読むとオなので、「オカマ(oカマ)」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。
暗記句:あっという間に「適応する」オカマを「採用する」
今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。
とあるブティックの面接官と、就職活動中の大学生の会話です。
面接官:「あなたは、何故私どものブティックを選んだのですか?」
応募者:「はい、ボクは昔から女性の洋服や、装飾品に興味がありまして」
面接官:「でも、あなたは男性ですよね。私どものお店に来るお客様や、スタッフのほとんどは女性ですが、うまくやっていける自信はありますか?」
応募者:「あのー、ぶっちゃけた話、あたしオカマなの。だから、もしここで採用してくださったら、あっという間にこのお店に適応して、バッチリうまくやっていける自信があるわ!」
(一瞬の間)
面接官:「気に入りました。あなたを採用します!」
adoptは「(意見や方針などを)採用する」
adoptは、正確には、「(意見や方針などを)採用する」です。
上の話のように、「人を雇う、採用する」という場合には、hireを用います。
・adopt (意見や方針などを)採用する
・hire (賃金を払って)〈人を〉雇う、採用する
「通訳を雇う」といいたいときには、「hire an interpreter」、「ガイドを雇う」ならば「hire a guide」です。
adoptはまた、人に対して用いることもできます。
がその場合には、「養子にする」という意味となります。
「adopt an orphan」といえば、「みなし児を養子にする」、「adopt the child as one’s heir」といえば、「その子供を跡取りにする」という意味となります。
英米人と話をする際、こちらがadoptを”人を採用する”という意味で使うと、話がトンチンカンになりますのでご注意ください。【><】
例文で意味を確認!
最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。
He easily adapted to living abroad.
(彼は、すぐに海外での暮らしに適応した)
Children adapt quickly to a new environment.
(子供は、すぐに新しい環境に順応する)
That moss grows well adapted to a damp environment.
(あのこけは、湿った環境に適応してよく育っている)
The firm adopted a new technology.
(その会社は、新しい技術を採用した)
He was adopted into our family.
(彼は、私たちの家族に養子として引き取られた)
They adopted the child as their heir.
(彼らは、その子供を跡取りにした)
コメント
ストーリーがあって一発で覚えられました
しろくまさん、こんばんは。(^^)
コメントありがとうございます。
adaptとadopt、この記事で覚えられたようで、良かったです。
これからも、このような覚え方を少しずつアップしていきますので、また覗いてみてくださいね。( ^-^)/
ずーっと覚えなかったのに、一発で覚えられました。ありがとうございますm(_ _)m
りずみぃさん、こんばんは。(^^)
コメントありがとうございます。
adaptとadopt、この記事で一発で覚えられたとのことで、良かったです。
この2つは、おそらく混乱度No.1の英単語たちだと思います。【><】
近いうちに、新作を公開しますので、良かったらまた覗いてみてくださいね。(^^)