今日は、dampとdumpの違いと覚え方です。
dampとdumpの違い
damp [ˈdamp] は「湿った」、dump [ˈdəmp] は「捨てる」です。
綴りの違いは、「湿った」の方は左から2番目の文字が’a’、「捨てる」の方は同じく左から2番目の文字が’u’です。
また、この2つの英単語の発音の違いですが、あえてカタカナで書くと、dampの方は「デァンプ」、dumpの方は「ダンプ」といった感じになります。
dampのaの部分は、アとエが混ざったクリアな音で、dumpのuの部分は、ウとオの中間のこもった音です。
覚え方
それでは覚え方です。
dampの’a(A)’は、A君がサウナに入っているところだと想像しましょう。
dumpの’u(U)’方は、ゴミを捨てられることに生き甲斐(いきがい)を感じるゴミ箱だと想像してください。
A君は、生まれてはじめてサウナに行きました。
ご存じの通り、サウナの中は、湿度(しつど)が100%あります。
そのため、入ったとたん、A君の全身には水滴がつき、たちまち湿った体に。おお!(゚o゚)
でもそこはA君、サウナに入った瞬間(しゅんかん)は、
「ええっ? 何これ?」
と驚(おどろ)いていましたが、出たときは、
「ええな、これ。さっぱりした、また来よう」
と、大変気に入った様子(ようす)でした。
かくしてA君は、サウナの常連客(じょうれんきゃく)になったのでした。(^^)
一方のU君は、物心がついたときからゴミ箱でした。
ある日、ふと気づくと、人間が自分の体の中にゴミを捨てています。
「あれ? オレって、ゴミ箱なんだ」
そのときU君は、自分がゴミ箱であることを悟(さと)ったのです。
毎日毎日、人間たちがやって来ては、ゴミを捨てて行きます。
そのたびにU君は、誇(ほこ)らしい気持ちになり、叫びます。
「オレはゴミ箱! ゴミを捨てられるのが生き甲斐(いきがい)なんだ! もっともっとゴミを捨ててくれ!」(^O^)
例文で意味を確認!
最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。
Moss grows well adapted to damp environments.
(こけは、湿った環境に適応してよく育つ)
The bedding smelled fusty [ˈfə-stē] and damp.
(その寝具は、かび臭く湿っていた)
The sun and a damp climate made the tropical rainforest.
(太陽と湿った気候が、熱帯雨林を作った)
That cat was dumped at the road side.
(その猫は、道端に捨てられていた)
They dumped the waste illegally.
(彼らは、不法に廃棄物を捨てた)
I was engaged and he dumped me.
(私は、婚約していて彼に捨てられた[振られた])
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